就職

新卒で中小企業に就職するメリットと企業の見極め方

合同説明会

新卒で中小企業に就職した人が「負け組」であるとの意見がありますが、これは受け入れがたいもの。

 

何を成功と見なすか、何を価値ある人生と見なすかといった価値観は、個々人によって異なります。

企業の規模はその企業で得られる経験や成長の機会を一部示すものですが、もちろんそれがすべてではありません。

 

大切なのは、その企業で自分自身が何を学び、どのように成長できるのか、そして、そこで得た経験が自分の人生にどのように反映させていくのかです。

それを理解したうえで中小企業に就職を選んだのであれば、それは決して負け組とは言えません。

 

長年中小企業で働いてきた自分が、新卒で中小企業に就職するメリットについて記事にしました。

 

中小企業では、多様な業務経験ができるのがメリット

ビジネスシーン

中小企業では、社員一人一人が多様な業務を担当することは、よくあること。

これは、一つの職種に縛られずに、幅広い業務を経験できるというという意味です。

たとえば、マーケティング担当として入社した場合でも、時には営業や企画、製品開発など、ほかの業務に携わる機会もあります。

こうした経験は、自分自身の視野を広げ、多角的な視点を持つ良い機会となり、今後のあなたの人生を大きく変える力になります。

 

中小企業では、より高い責任感が得るチャンスがある

プレゼンするビジネスマン

中小企業では、一人一人の責任が大きく、自分の仕事が結果にどれだけ影響を与えるかを直接感じることができます。

自分の仕事は本当に役に立っているのか?という、むなしさはなく、自分の仕事が直結して会社の売り上げに反映されていきます。

 

高い責任感は面倒なものと思われがちですが、「高い責任感」は、自己成長を促す重要な要素です。

将来、あなたが独立して仕事をする場合の予行練習が20代からできます。

 

中小企業では、経営に直結した経験ができる

会社会議

中小企業では、経営層との距離が近いため、経営に関する経験を積む機会が多くなります。

自分の意見が経営に反映されることも。

会社に雇われた1社員ではなく、自分も参加して会社を育てていく感じです。

また、ビジネスの全体像を理解できるので、将来的に自己のビジネスを立ち上げる際などに大きな強みとなります。

 

中小企業では、企業文化の形成への貢献ができる

会議

中小企業には、社員一人一人が企業文化の形成に大きく貢献できる機会があります。

自分のアイデアや提案が会社の方向性を左右する可能性があるということ。

これは、大企業では得られない貴重な経験と言えるでしょう。

 

キャリアパスの自由度

会議するビジネスウーマン

中小企業では、自分で自分のキャリアパスを描く自由度が比較的高いです。

大企業ではあらかじめ定められたキャリアパスを辿ることが多いですが、中小企業では自分の能力や興味に応じてキャリアを形成できます。

 

はっきり言って、やりたい事・自分の能力なんて働いてみなくちゃ分かりません。

中小企業では自由度が比較的高いので、自分の興味のある事をさらに勉強して、それを仕事に生かしていくという事も可能です。

 

では、中小企業の見極め方は?

ビジネス会議シーン

といっても中小企業も色々あります。

では、どんな中小企業に入れば、思うように仕事ができるのでしょうか?

 

中小企業を見極める際には、以下のような要素を検討するとよいでしょう。

これらの要素を見極めることで、自分にとって働きやすく成長できる中小企業を選ぶことができます。

 

まずは、その企業の経営層のビジョンと方向性の確認

中小企業の成功は経営層のビジョンに大きく依存します。

会社のビジョンや方向性、将来の計画等について詳しく聞いてみるとよいでしょう。

これが明確である会社は、社員一人ひとりが目指すべき方向を理解しやすく、それぞれがその目標に向かって働きやすい環境が整っています。

 

会社の業績や財務状況を把握することも非常に重要

これは会社の安定性や成長性、さらには将来的な給与や昇進の可能性に直結します。

会社の業績や財務状況は、公開されている情報を活用するだけでなく、面接の場で直接尋ねてもよいでしょう。

 

キャリア開発の機会もしっかり確認する

自分自身の成長やスキルの向上につながる機会がどれだけあるのかで、自分の将来も変わってしまいます。

教育制度や社内研修、外部研修への参加支援などがあるか、または、自分がやりたいプロジェクトをどれだけ自由に行えるのかなどを尋ねてみましょう。

 

社員の満足度や離職率を確認する

加えて、社員の満足度や離職率は、職場環境や企業文化を評価するうえで重要な指標です。

離職率を参考にしたり、現社員や元社員の口コミを調べたりしてみましょう。

 

そのうえで、自分の価値観や働き方に合った企業文化を持つ会社を選ぶことが、長期的な満足感と成長につながります。

 

面接時や企業訪問時には、社員の態度やコミュニケーション、オフィスの雰囲気などから、その会社の社風や企業文化を感じ取ってください。

 

まとめ

新卒で中小企業に就職した人は「負け組」なんて言葉を真に受ける必要はありません。

今後どのような仕事をしていきたいのか、将来どうしたいのかを考えて、就職してください。

 

中小企業の強みは、経営を間近で学ぶ事ができ、将来あなたが独立をした時に大きな力となります。

 

あくまでも、あなたの将来はあなただけのもの。

自分の将来のビジョンを考え、会社の規模に惑わされずに「これだ!」と思った会社に就職してください。

 

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